2022/08/05 17:56
こんにちは、namakemono cafeです。
先日、私たちのお店で使わせて頂いている小麦の収穫を
見学させて頂くため、十勝へ行ってまいりました!
まずは製粉工場の「十勝夢mill工場」へ!
クリーンな工場で、製粉までの流れをお勉強。
小麦の品種ごとに製粉する為、
きっちり管理されています。
小麦の水分量の管理も重要な決め手。
水分量を0.1%単位で管理し、
規定をクリアしなければ小麦の荷受けが出来ません。
厳格な管理があってこそ、
安全で美味しい小麦が私たちのもとへ運ばれるのです!
隣接する大きなサイロには、
1基あたり小麦がなんと750tも蓄積されています。
年間25,000tもの小麦が蓄積されるとのこと。
改めて、北海道産小麦のスケールの大きさを肌で感じます。
続いて幕別町の高木さんを訪ねました。
小麦の収穫に立ち会わせていただきつつ、
お話を伺いました!
高木さんは、小麦の中でも貴重品種の
「キタノカオリ」も栽培されています。
少しでも雨にあたると発芽してしまい、
とにかく栽培が難しいといわれている「キタノカオリ」は
パンの適正が高く、私たちのベーグルにも使われています。
しかし栽培の難しさゆえに、
北海道での作付面積は全体の面積に対して約1%ほど。
そんなキタノカオリの栽培は、
兎にも角にも天気との闘い。
自然を相手にするお仕事の苦労、
お話を聞くだけで想像を超える大変さです。
しかしプロフェッショナルな高木さん、
栽培が難しいほど無事収穫した時の達成感にはかえがたいとのこと。
尊敬の気持ちでいっぱいになります。
そしてなんとコンバインに乗せて頂きました!
初体験!!
とっても貴重な経験をありがとうございました!!
続いて、帯広市幸福町の松浦さんを訪ねました。
松浦さんの秘密基地もみせて頂き
店長の憧れが詰まった工具のラインナップに、大興奮でした!笑
今の時期の収穫は”春小麦”と呼ばれる小麦です。
今年は長雨の影響で、生育もなかなか芳しくないとのことでしたが
毎日小麦の様子をチェックしながら、収穫のタイミングを見計らいます。
帰りに松浦さんが畑から掘り起こしてくださった
立派なメークインをいただきました!!
帰宅してから早速いただくと、美味しくて美味しくて。
こんな贅沢な経験なかなかありません。
小麦も、野菜も、貯蔵庫も作れちゃう松浦さん、
ワイルドでかっこよかったです!!
自然と向き合う中で、生産者さんに定休日などはありません。
毎日天気と生育のチェックを行い、
培われた経験を活かしながら、
時には博打の覚悟で様々な判断をしなくてはなりません。
皆さんが普段口にされているパンや麺に使われている小麦、
国産の割合は何%だと思いますか?
令和2年度では、なんと約15%しかありません。
しかしその15%のうち、
北海道産小麦は約2/3も占めています。
北海道の生産者の皆さんが愛情をこめて作った小麦を、
日常の中にもっと取り入れませんか?
もっと多くの方に北海道の小麦の素晴らしさを知ってもらいたい!
私たちがベーグルを作り続ける1番の理由です。